美術館について
深い詩情と精神性に満ちた日本人特有の抽象絵画を確立し文化功労賞を受けた難波田龍起(1905年〜1997年)。生涯新しい創造に挑み続けた難波田芸術を初期から晩年まで」の作品により紹介いたします。
また、難波田の子息で32才の若さで夭折した難波田史男(1941〜1974年)は自在なイメージと色彩で独自の絵画世界をペン画や水彩画、油彩画似て表現しました。およそ15年間日記のように描き続けた作品は2000点余にのぼり、作品からは真摯に生きた青春の喜びや苦悩が伝わってきます。
1998年、5月ふたりの作品を展示する難波田龍起・史男記念美術館として立山連峰をのぞむ地にギャラリーNOWに併設開設されました。
難波田龍起(左)と史男(右) 1967年中津峡谷にて 撮影:難波田紀夫